もぐさについて学びましょう

[もぐさ]について詳しく解説

中国3千年の歴史で生まれた神秘の療法

中国で世界遺産に選定されている中国最古の医学書  「皇帝内経」
ここに、もぐさつまりお灸の記述があることが知られています。
お灸という治療法は今から2千年以上も前から始まっており、今もなお有効活用されていることがわかります。

現代医学の中心となっているのが「西洋医学」。西洋医が患部に直接手を加え、症状を除去するという観点であるのに対して、お灸つまりもぐさでの療法は「東洋医学」。患部そのものに手を加えるのではなく、人間本来の治癒能力を最大限に引き出す、いわゆる「ツボ」を刺激することで、体本来の力で患部を治癒してしまおうという、ある意味自然の摂理に逆らわない超自然治癒方法と言えます。

 

一般的な「もぐさ」はどうやって作られる?

一般的に使われるもぐさの原料は通常はよもぎが殆どです。
よもぎは道端などでもよく見かける普通の草なので、知らない方はほとんどいないのではないでしょうか。

 

道路脇のアスファルトの隙間や、電信柱の下、野原などどこでもたくましく育ちます。
よくお餅などの材料でも使われますし、昔から火傷の治療や、けがの治療の際、虫刺され、腹痛の治癒などなど様々な形で日本人はこのよもぎのお世話になってきました。

もぐさはこのよもぎの裏側にある繊毛(繊毛)を集めたものとなります。

昔の人たちの知恵って計り知れないですね!

ほくろ除去専用もぐさも「よもぎ」なのか?

ほくろ除去専用のもぐさはよもぎは一切使用していません。

中国3千年の歴史には遠く及びませんが、鹿児島県出水市で古くから言い伝えられた製法があり、その中にはよもぎは極力使わない方が良いとまで言われています。

一般的なお灸とほくろ除去専用もぐさは本来の目的が全く違うものです。
当然、材料もその目的に合わせて違ってきます。

では何故同じような見た目なのに簡単に手に入るよもぎを使わないのか?

それはほくろを取る際の温度に関係します。

ツボを温める程度であれば、皮膚を傷める前に効果が表れます。低い温度(実際には低くはありませんが)でツボを刺激し、コリや痛みに効果が表れます。

しかし、ほくろを除去するとなると、それなりにほくろに対して、長時間(実際にはそれほど長くないですが)の熱を与え続ける必要があります。それをよもぎで実現しようとすると、ほくろが取れる際には、同時にほくろの周囲またはほくろの奥の通常の健康な肌にもダメージを与える可能性が非常に高くなり、ほくろが取れるものの、取れた後にやけど跡が残ってしまう結果となります。

そのあたりの時間と熱の微妙な加減を当店のほくろ除去専用もぐさが実現しているのです。

 

ほくろ除去専用もぐさの材料は?


もぐさの原料を取るのにはこんな所に行かなければいけません。本当に大変なんです!

よもぎであれば本当に楽で良いのですが、ほくろ除去専用もぐさの材料を取るのは本当に大変なんです。

ただ、材料に関しては企業秘密です。

どうしても知りたいという方は、出水市の長老たちに聞けばわかるかも?